長期収載品の選定療養について

令和6年度の診療報酬改定に基づき、令和6年10月から長期収載品（後発医薬品のある先発医薬品）を患者さんの希望で使用する際に、選定療養費として、別途自己負担額が発生します。

　参考：厚生労働省　令和6年10月からの医薬品の自己負担の新たな仕組み（PDF）

 

【選定療養費の対象となる処方】

　・院内処方（入院患者さんは除く）：選定療養費は医療機関で支払い

　・院外処方：選定療養費は調剤薬局で支払い

 

【選定療養費の対象となる医薬品】

　・後発医薬品が発売され、5年以上経過した先発医薬品（準先発品含む）

　・後発医薬品への置換え率が50％以上の先発医薬品

　参考：厚生労働省　対象薬品リスト（令和6年9月24日現在）（PDF）

 

【対象から除外されるケース】

　・医師が医療上の必要性があると判断した場合

　・在庫状況等により、後発医薬品の提供が困難な場合

　・バイオ医薬品

 

【自己負担額】

　長期収載品（先発医薬品）の薬価と、後発医薬品で一番高い薬価の価格差から4分の1

　・選定療養費には消費税（10％）がかかります。

　・自己負担額は、患者さんの医療保険の負担率と関係なく適用されます。